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​集落からマチへ

生まれ育った高月町から八幡宮のある長浜市宮前町へ

古くなった小さな民家をリノベーションし、工房兼ギャラリーをはじめました

家屋へのべんがら塗りを集落からマチへ持ち込みます

大工だった祖父はべんがらを家に塗っていました

革職人になった自分は、皮革に塗ってその美しさを伝えます

​べんがら造りの風習を残したい

滋賀県の湖北地方には、日本家屋の柱や格子をべんがらで塗る風習があります

べんがらや柿渋が持つ高い防水・防腐・防虫・防汚・耐光性は

寒暖差の激しい湖北では家屋を守る為の最適な塗装剤でした

しかし洋風建築の増加や住宅事情により、その姿はあまり見かけなくなりました

MATCH Leather Worksは、この「伝統の朱を残したい」との想いから

べんがらと柿渋の優れた特長を皮革に活用いたしました

​すべてを職人の手作業で

刷毛を持ってべんがらを塗り込む姿は独特の風景です

塗りも、下処理も、裁断も、組み立ても、縫製も、仕上げも

すべては職人の手作業

その為、大量生産は出来ません

御依頼からお渡しまで二か月ほどお待ち頂く事もございます

ひとつひとつ、​使う方を考えて拵えております

皮革のキズは生きた証です

 MATCH Leather Worksでは牛の天然皮革を使用して作品を製作しています。革は当然ながら生き物の皮を鞣して作成されていますので、牛達の個性があちこちに見られます。

 大きなキズや血筋、トラと呼ばれる縞模様。これら全ては生きた証です。強度など製作に支障が出ない限り、こういった箇所を避ける事は致しません。

 一般的に使う事を避けられるキズや血筋は、べんがらを塗布する事でオンリーワンの個性に変化します。誰も持っていない、あなただけの目印がそこにあります。

町本 卓也

滋賀県長浜市生まれ

様々な職種を経て、独学にて皮革への技術を磨く

2017年、ベジタブルタンニン鞣しの牛革にべんがらを塗り込めた長濱レザーとそれを用いた革小物の製作を開始

クラフトイベントの出展から個展開催と精力的に活動

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